2022.11.02
褒めれば良いってもんじゃない!?
褒めるって、難しいことなんです!
お見合いで出会う、真剣に婚活をしている男女。
魅力的だなと思ったお相手に申し込み、OK返事が来るとうれしいですよね。
そして実際お会いして、やっぱり魅力的な方だ!と嬉しくなると、自然とお相手を褒める言葉が出ることもあると思います。
褒め言葉なのだから、言っても問題が無い。自分が良く思っていることを相手に伝えるだけなのだから、相手も良く思ってくれるはず。
そう思う方もいると思います。
しかし、人と人の関係は、そんな単純に発展してくれることばかりではありません。
せっかく魅力的だと思ったから褒めたのに、お相手は喜ぶどころか印象を悪くさせることがあるのです!
実は、お見合いの場では難しい、褒めるという行為について、今回は書きたいと思います。
容姿を褒める
プロフィールのお写真で自分好みのお相手。
実際お会いしてみると、お写真通りの美麗な方だと嬉しくなりますよね。
そしてついつい……
「とても綺麗ですね!」「とても可愛いですね!」「こんなに綺麗な人が自分とお見合いをしてくれるなんて思いませんでした」
と、容姿について褒めてしまうこともあると思います。
こう褒めるとき、きっと男性は、魅力的な女性とお見合いができたこと、自分のお申込みを受けてくれたことに喜んでいるのだと思います。
しかし、とても残念なのですが……
『容姿を褒める』という行為は、褒めるという行為の中でもかなり難易度の高いものなのです。
お相手のプロフィールを見てお申込みをするので、プロフィールお写真が自分の好みかどうかということも、お相手を選ぶ上で判断の基準になるかと思います。
しかし、容姿を褒めることによって『顔や容姿で選ぶ人』と思われてしまうこともあるのです。
また、容姿を褒められても、返答に困ってしまいます。
お見合いのお断りの理由で、褒められたことをあげられる場合「容姿を褒められて嫌だった」というのが一番多い内容です。
そのため、お相手の容姿が自分の好みだとしても、お見合いの場や、打ち解けた関係になれていない状態で容姿を褒めることは、かなり難易度の高いものだと考えた方が良いのです。
比較する
お相手を褒めるとき、やりがちなのが、他の方と比較をするということです。
比較をした結果、魅力的に思う、ことはよくあることです。
しかし、それを口にしてしまうと印象が悪くなってしまうことがあるのです。
「前会った人は~~だったんですけど、●●さんは~~ではないので、とても好印象です」
など、他の人と比べて褒めることです。
目の前に居る人を褒めているつもりが、他の人のことを悪く言っているということにもなるのです。
こういった褒め方は避けた方が良い、というのは分かりやすいですよね。
もっと踏み込んで考えていくと、
「今まで出会った女性の中で一番良いです」
といった内容のものも気をつけなければなりません。
『一番』と言うことで、相手のことをそれほど魅力的だと感じている、と強くアピールしているのだと思います。
しかし、『一番』と言ってしまうことで、格付けをしているということにもなるのです。
具体的に他の人を悪く言ったわけではないのですが、他者と比較され評価されること自体、良く思わない方はいらっしゃいます。
比較自体が悪いことではなく、比較してそれを言ってしまうことが、印象を悪くするのです。
結婚相談所では、複数の方とお見合いをしたり、複数の方と仮交際したりすることは、一般的な活動内容です。
その中で、自分が結婚したいと思うお相手は誰なのか、比較しながら考えていくと言うことは、婚活として有効です。
しかしながら、比較して良かったから、ということは、相手に伝えてしまうと、マイナス印象をもたれかねないのです。
せっかく褒めたのに印象を悪くしてしまった……。
そうなってしまっては、せっかくアピールしたのに残念です。
そうならないために、お相手を褒める場合は、褒める内容や、言い方、その時の関係性などタイミングを考えてお伝えになられた方が良いでしょう。